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発達障がいの子どもへのトークン(報酬)

【トークンの使い方】

ある家庭の会話から
先日
あるご家庭にカウンセリングへ伺ったとき
お手伝いに関してお母さんと子どもが話す場面を目にしました

子ども
DSに夢中
お母さん
「ほら、この前ほしいって言ってた~があったでしょ」
子ども
「んー。忘れた」
お母さん
「ほら、赤色の~よ。あと~もほしいんでしょ」
「毎日、これをしてくれたら買ってあげるよ」
子ども
「いや、いい」

実際はもう少し話をしていましたが
結局話はまとまりませんでした

また子の家はおもちゃを買い与えすぎて
家にあふれています

【トークン(トークンエコノミー)とは】

トークン(ご褒美)を活用して

好ましい行動を増やし好ましくない行動を減らす方法です

刺激(報酬系)に難しさを抱えている発達の子たちですので
強い刺激(ご褒美)は上手に活用すれば有効に働きます

ただ実施する際にいくつかのルールと言うか
ポイントがあります
では上記の会話から
どこが修正しないといけないポイントか分かりますか?


トークンエコノミー法
理論や方法に関しては詳しく書いている本や
ネット記事もあります

大まかには
1.子どもに(一緒に)身に付けたい行動を決める
2.何をご褒美にするかを設定
3.どれだけ達成すればいいかを設定
4.目で見える(視覚化)表やシールなどを用いる
5.子どもが決めた言動をできた時、すぐに褒めてシール等トークンを渡し表に貼る
6.その都度一緒に達成状況を確認
7.達成できたらご褒美を挙げる

そのほかに
達成可能な回数や
達成可能な目標から始めること
好ましくない行動をした時のペナルティを決めておくこと
ご褒美が過大(質・量)にならないこと
少しずつトークンがなくてもできるように
移行していく意識を持つこと
などは意識しておくことが必要です

あくまでも理論ですので
メリットデメリット両方あります

今回の親子に関して
まず話し始めた状況が子どもはDSに夢中で
あまりいい状況ではないですね

決め事に関して
本人が身に付けたいかどうか一緒に決めれてないようです
(お母さんがしてもらいたいこと)
ご褒美もあれこれ足してしまってますね
達成までの積み重ねも設定できていません
おもちゃがあふれていますので
そもそもご褒美に関してモチベーションが高くない
など子どもが理解して自分で動くにはあいまいすぎますね

また
お手伝い以外にも
勉強や片付け
学校に行くいかないなどにも使っているそうです
そうなるとクリアしないといけない課題がいっぱいで
やる気につながらないかもですね

「買ってあげるから」
「~してちょうだい」
「決めたでしょ」
などの声かけも
自発を促す目的からかけ離れてしまいますし
そもそもかれらは押し付けが苦手です

基本的には
できることを少しだけ積み重ね
本人に達成感を持たせるところから始めないと持続は難しいです

その繰り返しが本人が自分でできることは自分でするの第一歩となります

その都度ご褒美を挙げていると
ご褒美をもらえないと動けない子になりますし
指示ばかり出してやらせていると
自分で考えられない子になります

そもそもやらされたことには達成感は持ちにくいですので
自尊心の回復などにも効果は見られず
逆に怒られたと感じることで
どんどん自信のない子になりかねません

押し付けたり
こちらの都合で言っていると
反発も起こりやすいです

本人が納得する形を一緒に決めること

トークンを行う際はまず押さえておいてくださいね




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