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発達障がいの報酬系の特性とやる気

教える 

【報酬系ってなに】

心地よいことが起きた時に、活性化される脳内の活動のことを報酬系と言います
褒められた
ご褒美があった
達成感を得られた
などを感じる部分と言っていいと思います

発達障がい
特にADHD傾向がある子どもは
この脳の報酬系に関わる部分の働きに
違いがあると言われています

どういうことか
簡単にお話していきます

【報酬系の弱さ】

少ない報酬のもとでは上手に報酬系の機能が働かず
持続しないということです

先のことを見通しを持って積み重ねていくのが苦手
待てない
褒めてもあまり効果がない

などは報酬系の弱さが原因だと思われます

積み重ねの苦手さ

先の大きな喜びより目の前の小さな刺激に囚われます

勉強などはその典型で
日々の積み重ねで少しずつ分かってくることに
喜びを実感していくもの

でもその実感がわくのは先の話なので
持続せず目の前の他のことに意識を奪われてしまいます
すぐ怠けてしまう
集中が続かない子などは当てはまると思います

よくトークン(報酬)利用に関して聞かれますが
行動に関してより強い刺激や目的意識を持たせるために
適切な活用で報酬系の苦手さを補うことはできると思います

待てない

これも積み重ねと同様で
待つことによって得られる報酬より
待たなきゃいけない苦痛が勝ってしまう
先が見通せないので先で得られる報酬に意識が向きにくいです

褒めても効果がない

褒められた刺激を受け取りにくいため起こる状況です

よく本などに書いてある
大げさに褒めましょう
表情や身振り手振りを使ってみましょう
なども
刺激の受け取りの弱さが根拠になっています

アリとキリギリス

上記のことをまとめると

目先の報酬は大きく(魅力的)に見えて敏感に反応し、将来の報酬は小さく(イメージできない)報酬系が働かない

状況や内容によって報酬系の働きに強弱やばらつきが見られ
不安定な状態になると言えます

表現としては極端かもしれませんが
アリよりもキリギリスの傾向と言えるかもしれません

【快感の不足】

報酬系に弱さがあるということは
言い変えれば日常的に快感(刺激)が不足しているとも言えます

定型の子は何気ない言動や活動、出来事で快感や喜び楽しさを感じています
だから学べるし興味関心が広がっていきます

発達障がいの子たちは
小さな出来事(刺激)には反応しにくいため
関心が払いにくいのです

中毒や依存

逆説的に言えば
報酬(刺激)に飢えているため
大きな快感をもたらすものにはまってしまいやすいです

ゲーム
ネット
お酒やたばこ
など
すぐに刺激が得られ、強い刺激のものは
どうしても依存しやすくなると思います

【報酬系で大事なこと】

最後になりますが
発達障がい
もしくは
発達に難しさを抱えている子たちは
元々自分で感じるのが苦手な子たちです

適切な時期、場面で
望ましい行動に関して常に快感と結び付けていくことが大切になります

それは
日々の出来事をどれだけ周りが意識して拾えるか
より早い時期から伝えられるか

が重要だと思います






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