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発達障がい児とトークンシステム

こんにちは

管理者のMASASHIです

今回のテーマは

トークンシステム(ご褒美)」

について少し書いていきたいと思います

 

なにかをさせたい時

または良い行動に導きたい時

どのように子どもと関わっていますか?

 

特に発達障がい児

発達に何らかの難しさを抱えている子は

最初の動機付けや

維持させていくことが苦手だったりします

 

そういう時に用いる一つの方法として

トークンシステムがあります

 

分かりやすく言うと

「〇〇ができたらご褒美がある」制度のことです。 良いことの定義を明確にし、それができたらご褒美がもらえることでモチベーションを持続することができます。

・~したらお菓子がもらえる

・~できたらおもちゃを買ってもらえるなど

自然とやっている方も多いと思います

 

学校や放課後等デイサービスなどでも

シールなどを使ってポイントをためて

たまったら好きなことができるなど

取り入れていることも多いと思います

 

この方法は

導入が簡単で

最初はうまくいくことが多いと思います

でもいくつかの点で気を付けておかないと

後々大変になったり

結果的に先細りになったりしてしまいます

 

どういったことに気を付ければいいか

お伝えしていきます

 

先ほど述べたように

何かを始めるきっかけや

動機付けには効果を発揮しやすいです

特に発達に何らかの難しさを抱えている場合は

損得内容は分かりやすいです

 

この時のご褒美

・これを何にするか

・どのタイミングで行うか

・どういった方法をとっていくか

がすごく重要です

特にご褒美を収束させていく段階を

イメージしておかないと

後で困ったことになりやすいです

 

なぜかというと

ご褒美をあげることで

行動の目的自体が変わってしまう恐れがあるからです

 

それまでは

その行動自体

例えば勉強やお手伝いなど

それをすることに意味や目的をもって

行動していたものが

ご褒美をもらうことが目的となってしまうことが

よく起こります

 

結果

指示待ちになったり

ご褒美がないと動かなくなったり

ご褒美がどんどんエスカレートしていく

なんてことになります

また

目的がすり替わったことで

本来できていたことに動機を見つけられず

結果的にその行動をしなくなることもあります

 

これをアンダーマイニング効果と言います


※アンダーマイニング効果とは、好奇心や喜びなど内発的動機づけを元に行なったことが、評価されて昇給したりご褒美をもらえたりするなど外発的動機づけされることで、いつの間にかやる気がなくなるなどの内発的な行動に対するモチベーションが下がってしまうことです。本来であれば、自分の好奇心や喜びを満たすための行為だったのに、一度お小遣いやご褒美をあげると、気づけばお金やご褒美のためにやるという目的に変わってしまいます。

そのご褒美がもらえなくなってしまうと「やっても意味がない」と思ってしまい、断端とやる気が下がってしまうという自覚がなくてもそういった状況に陥ってしまいます。


こういったことが起こらないように

ご褒美の精査と

適切な加減

終わらせ方を考えながら実践していく必要があります

 

ご褒美はあくまで導入や

動機づけのための刺激です

 

導入の仕方やタイミング

 

ご褒美で無理やりやらせると

指示待ちやご褒美がないとやらなくなっていきますし

持続しません

また、結果や成果のみをほめることや

そこにご褒美を与えることも

子どもの目的意識をすり替えていきます

 

また、対価と報酬が釣り合わなかったり

達成してしまうような内容も

持続しにくいです

 

結果や成果に対してではなく

その過程や努力を認めていくことが重要です

 

ご褒美はあくまできっかけですので

本来の目的を達成することで

自分ができたこと

そのことを認めてもらえていることで

自己肯定感を挙げることが重要ですので

 

ご褒美そのものよりも

その過程での声かけや

「見てるよ」

ということを発信していくことで

内発的動機づけによって

動くことができるようになります

 

発達に難しさを抱えている子は

この内発的動機づけは感じにくく

外発的動機づけが分かりやすく

そのバイアスに引っ張られやすいので

トークンシステム導入の時は

十分注意して

最終的には

ご褒美がなくても

やりがいや達成感を感じられるような

取り組みを行っていきましょう

Tag:トークンシステム 内発的動機づけ 外発的動機づけ 発達

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