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発達障がいとアサーション

こんにちは                                                       管理者のMASASHIです

今回は『アサーションについて』                                       少しお話していきます

コミュニケーションにおいては、大きく2つ                                               伝える力と聞く力の2種類がポイントとなります                                         ごく当たり前の考えかもしれませんが                                                 これがコミュニケーションの基本です                                                                     伝える力にこだわれば、主張が強すぎる人間に映るでしょう                                  かといって、聞き手に回ってばかりでは伝えるべきことが伝えられず                                主張するチャンスを逃しやすいです

特に発達の子たちは                                                          タイミングも分かりにくいですし                                                 相手の気持ちにも気づきにくい側面があります

アサーションは                                                              自分も相手も大事にして                                                        主張はしっかり行うものの                                                         相手は傷つけない                                                         絶妙なコミュニケーション方法です

これを行うことで発達の子でも                                                     コミュニケーションに大切な一方的でない言葉のキャッチボールができ                                さらに相手の気持ちに気づくきっかけもできます

アサーションとは、英語の「assertion」がもとになっています                                      直訳すると、日本におけるコミュニケーションスキルとは少し違った意味合いとなっています          主張・断言といった押しの強いニュアンスになるのです

アサーションと聞くと                                                            横文字でまさに今風といった印象を受けます                                              しかしアサーションの始まりは1949年に出版された                                          精神医学、行動医学の書籍にあります                                                   これらにおいて医療用語として記述されたのが始まりです

このときは「アサーション=自己主張」として定義されていました                                  人間的な尊厳を取り戻し                                                         回復を図る上で有効といった書き方になっていたのです

現代のような使い方をし始めたのは                                                 起源から約20年が経った1970年前後です                                                  アメリカの黒人差別における公民権運動がきっかけとなり                                      相手を傷つけず、なおかつしっかり主張は行うという                                          コミュニケーションの定義に発展したのです

コミュニケーションにおけるアサーションの意味

アサーションは、細かく考えると少し複雑かもしれません                                       強く主張するでもなくかといって完全に受け身に回るわけでもない                                どっちつかずの考え方だからです 

コミュニケーションにおいては   

                                                           自分と相手双方を大切にするという「円滑さ」に焦点を合わせた概念

と捉えるとよいでしょう。

アサーションの習得には反復練習が大切です                                           実際のコミュニケーションの中で実践して                                            感覚を掴んでいきましょう                                                           アサーションは、相手をコントロールするような手法ではありません

重要なことは                                                                    相手の気持ちをしっかり考えながら、自分の気持ちや考えや信念を、いかにその場にふさわしい方法で表現するかです

そのためにもまずは、相手と対等な目線に立ちましょう                                       その中で、円滑な主張を行うことにより、理想的な人間関係へとつなげられます

2.自己主張の3つの種類と具体例

 

自己主張のパターンは主に3つに分かれ                                                  それぞれを知ることでより理想的なアサーションに近付きます                                  重要なのは                                                                  自分のパターン以外も理解しておくことです                                               円滑な関係を築く上で有効な知識となるでしょう

1.  アグレッシブ(攻撃タイプ)

2.  ノン・アサーティブ(非主張タイプ)

3.  アサーティブ(攻撃的タイプと非主張タイプの黄金比)

アグレッシブ(攻撃タイプ)

 

まずは、アグレッシブこと攻撃タイプです。特徴は、

  • 思ったことをズバズバ言ったり大声を張り上げたりと主張が強い
  • 自分の意志を全うするためであれば、明確な悪意が伴うこともある
  • 勝ち負けで物事を決める(いわゆるマウンティングを好み、常に優位に立とうとする)
  • 精神的に幼い

などです                                                                 

ノン・アサーティブ(非主張タイプ)

 

ノン・アサーティブの特徴は、

  • 自己主張が控えめ、もしくは苦手
  • 物静かな性格といった印象
  • 曖昧な言い方でかわすことを好む
  • 言い訳が口癖になっている

などです。アグレッシブと真逆の位置付けともいえるでしょう

アサーティブ(攻撃的タイプと非主張タイプの黄金比)

 

アサーティブの特徴は、

  • 自分の気持ちを率直に伝えつつ、なおかつ相手の気持ちも考えられる
  • 場の空気まで重んじる
  • 適宜表現をチョイスできる
  • アサーティブ型を人に薦められる

などで理想的なタイプともいえます。言うならばアグレッシブとノン・アサーティブの中間。つまりアサーションを扱いこなせるタイプでバランス型と表現できるでしょう。

 

ここまでの説明の通り                                             アサーティブは、まさにコミュニケーションの理想形です

基本となるのは、自己主張の段取りです                                   相手主体ではなく、自己を主体とした表現から入ります                                       自分を基準とした例を見せてからコミュニケーションが始められるため                              円滑なやりとりが目指せます

You(あなた)ではなくI(私)から始めるコミュニケーション

「あなた」を主語にすると相手を責める口調になりやすいですが                   主語を「私」に変えると、自分の主張を相手を傷付けずに伝えられるのです

You(あなた)

「(あなたは)いつもどうしてそう報告書の提出が遅いのか」

I(私)

「(私は)あなたの報告書が早いと助かるよ」

攻撃的なコミュニケーションパターンの人は、I(私)から始めてみるといいでしょう

気持ちを伝えることで主張しやすくなる

感情や今の気持ちを伝える表現を加えることで                                          正直な意志が伝えやすくなるでしょう                                                    たとえば「~していただけると助かります」、「~に困っています」などです

非主張的なコミュニケーションパターンで主張が苦手な人は                                  これによって伝えやすくなります

お願いの表現を使うことで、意見の対立を防ぐ

「~すべきだ」「~しなさい」と断定、支配、命令的な主張ではなく                              「~して欲しい」「~してください」というお願いの表現を使えば                            互いの意見が違っても話し合いの余地が生まれるのです

否定的な言葉ではなく、肯定的な言葉にする

「~できない」という否定的な言葉は相手が受け入れにくいものです                                 しかし、日常の場面でも、職場でも否定的な言葉を言わなければならないことはあります     否定したくないから曖昧にして言葉を濁すのは問題外でしょう

否定で終わらせず、前向きな善処策を一緒に提案することで                          相手は受け入れやすくなるのです

こういったやり取りを通じて発達の子たちも                                               コミュニケーション能力の向上を図っていくことができます

Tag:発達 アサーション

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